ビューティフル アイランド

「その島は、世界で最初に沈むと言われている」と題した映画を観た。
南太平洋のツバル、ベネチア、アラスカのシシマレフという3つの島。
小さな島に息づく人々。長い歴史が悠々と流れ、余りに美し過ぎる島々の鼓動が聞こえる。ナレーションもBGMもない2時間余りのドキュメンタリーに深い感動を覚えた。
地球温暖化による気候変動がもたらす海水の上昇は、想像を絶する深刻な社会問題だ。しかし、そこに暮らす人々は底抜けに明るく、自然と一体化するように生きている。「ネットも何もないから、一人ひとりが顔を見て、互いに助け合うことでやっと生きられる」と話す。
私たちが子どもの頃は日本でもそうだったのではなかろうか?
今、「関係の貧困」が取りざたされているが、経済も人々の関係も「貧困」にさせたグローバル化と新自由主義の政策が異常気象につながっている。
私たち一人ひとりの責任が問われていることを映画は静かに突きつける。
美しい自然の中で、水に漬かりながらも、どこまでも楽天的に笑い合い、歌い、踊る人々の暮らしと貴重な自然がずっと続くことを願わずにおれない。

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